バーベキューテーブルを作るぞ

 

●煉瓦を積む

 
 
さて、作ります。
デッキの時には材の発注があるので緻密に設計したが、今度は現物合わせの行き当たりばったりで。手元に材料が既にあるときはいつもこんな感じ。

  

     
 


チョークで囲った部分にコンクリを塗って、煉瓦を置く。

 


次は2段目。
右側に「かまど口」を開けるので、コの字型に積む。
2段目完成。

コンクリは、写真に写っているバケツで作る。
例によってインスタントコンクリを使用。
けど・・・砂の集まりでもある重いコンクリを、縦長のバケツで混ぜるのはとてもしんどい。
やっぱり工事現場で見かける浅くて四角い入れ物が便利そうだ。


●積み方
 
煉瓦を積んだ道具(我流です)。
ゴムハンマー(左)
水準器(中)
塗コテ(右)
 
煉瓦を水で湿らせておき、 コンクリを盛る。
今回の経験によると、
後から煉瓦で押しつけて伸ばすのはNG。
この時点で平らに、 エッジもキレイに
盛らないと、後で目地が綺麗には出来にくい。
左右の継ぎ目にもコンクリを盛り、
やはり水で湿らせた煉瓦を載せる。
で、水準器を載せて
他の煉瓦との高さを合わせつつ、水平も取る。
今回、水糸は使わなかった。
その分前後左右との水平をこまめにとり、
全体的な水平バランスを保つ。
 

最後に、割り箸で目地を整える。
目詰めが足りない分は塗コテに
載せて割り箸で補充。
盛る、塗る、充填にフル活躍する塗コテの
機能性に感心。

上記は一個積みでしたが、実際は
これを4個位ずつ同時に。

以上、我流の積み方でした。

 

●さらに積む  
 

ロの字に、数段積む。
何のことは無いように見えるかも知れないが、この辺でウンザリしてきた。。。

3匹の子豚の話しをご存じでしょう。
今まで、「木」や「わら」で家を造った2人の兄さんを極端な怠け者としてバカにしてきたが、彼らの感覚は普通だった。
煉瓦積みがこれほど地道で孤独で、ひたすら根気が要る作業とは!
これで家まで作ろうなんて、信じられない!
2人の兄さん豚サン、今まで笑ってごめんよ。

 



さて、この辺くらいまで進むと、積んだ煉瓦に向かって頻繁に中腰になって座る真似をしたり、コップや箸を持つ真似をしながら、首をひねる。
端から見るとさぞ奇異な行動だったことだろう。

現物合わせの悲しさよ、テーブルの高さも座るマネをしてみないと決められないのだ。

そろそろ良い頃と判断して、木のテーブルで囲む部分を作る。写真の最上部、立てた煉瓦のてっぺんが、網を載せる部分となる。

 

 次へ